音ゲーの上手い下手と動体視力の高さはあんまり関係ない、という感じの話(雑)

そもそも

  • 人間の脳は同時に認識できる物体の個数に制限がある (4つだとか)
  • 大量のノーツが同時に表示されたら必要な部分の「認識」を妨害される
  • ので、ノーツの間隔をあけて表示してもらいたい(結果的にスクロールは速くなる)

動体視力が足りない人はこう見えているはず

音ゲーに慣れていない人(動体視力が比較的低い人)が、スクロールスピードを速くした画面を見るとこう見えるはず

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慣れてくるとこう見えると思う

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という言い方をすると動体視力は腕前と関係ありそうに聞こえるが、ほとんどの人のスクロールスピードは大体同じところで打ち止まる(訓練による動体視力の上昇の限界にすぐ当たる)。

たとえば、beatmania IIDX で言うと上手い人でも下手(六段程度)でも、ほとんどの人はノートの表示時間は300ms(緑数字300)前後に収まる。異常に上手い人が315msに設定している一方で、ヘタクソが275msに設定しているということはしばしばあることで、要するに腕前とスクロールスピード(=動体視力)に強い相関はない。

じゃあ上手い人と下手な人は何が違うの

一つは見えた譜面をどう認識しているか, もう一つは認識したとおりに手を正確に動かせるか

これは上のキャプチャに近い譜面の部分だが

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この様子を見て、「6+7のトリル + 左側にゴミ + 変なスクラッチが降ってきている」と捉えるのと、「1+7+S → 2 → 2+S → … 」という風に捉えることができるのではだいぶ差がある*1

あとは「6+7のトリル」が来ていると分かっていて、指をどう動かすべきか分かっていても、訓練が足りないと思った通りに動かせないんですね。上の譜面で動かせたら八段になれるらしいです。

おわり

引用したもの

動画 → beatmania IIDX 24 SINOBUZ SP八段 正規 - YouTube 譜面 → "NUSTYLE GABBA" gigadelic

*1:筆者はできません